僕はどこで働こう?『日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは働く。』の感想

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仕事をするってなったら、まず何を考えますか?

 

僕は、日本かアメリカでー、専攻を生かせるIT企業に就職できたらなーって漠然とした感じです。

世界相手に仕事がしたいなーと思いつつ、これじゃたぶん実行されないだろうなと言うのが正直な思いです。

 

そんなところ、とても興味をそそられるタイトルの本と出会ったので読んでみました。

 

 

 

 

書籍『日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは働く。』

 

大学在学中に企業し、丸5年その会社に従事するも、社長の座を明け渡して、世界を旅した著者・太田英基さん。

 

世界に飛び出した目的は、世界中のビジネスマンに出会うため。

 

世界で活躍する日本人ビジネスマンのインタビューや、旅の道中で出会った世界の若者たちとの話をベースに、世界相手に働くことの魅力が描かれています。

 

そもそも著者が世界に目を向けるようになったきっかけがはじめの章で書かれているのですが、著者が当時衝撃を受けたように、僕も「脳天に雷が落ちる」感覚を味わいました。

 

そこからは、文字どおり一気に読んでしまいました。

 

 

グローバルに働くって一体なんだろう

グローバル化グローバル化と叫ばれているこの世の中。

モノ、人、国が一体化することだと学校で習ったが、目には見えないのが正直なところ。

 

ニュースの中で流れる遠い南米はやはり遠い。

 

そんな感覚を少し、いやかなり変えてくれるこの本の中の言葉を紹介します。

 

 

 グローバルにビジネスを展開するとはどういうことだと思う?

著者が大学生のころ、誘われて参加したビジネスの勉強会で講師が発した質問だ。

 

著者は、自信満々にこう答えた。

 

良いアイデアが浮かんだら、まず東京でやってみる。

東京で上手くいったら、大阪へ。そして、名古屋に。東名阪で上手くいったら北海道、九州などと広げて日本全国で展開する。

日本で上手くいったら韓国、中国、東南アジア、そしてアメリカなどに広げていく。

これがグローバルにビジネスを展開すること・・・。

 

 

しかし講師は残念そうな顔をしたという。そしてこう続けた。

 

本当にグローバルに働いているビジネスマンは、良いアイデアを思いついたら、『それが地球のどこで求められているのか』 をまず考えるんだ。

 

(中略)

 

思考するのは、国籍や国だけではない。民族だったり、宗教だったりするかもしれない。

例えば、Cというサービスがアラブ人や仏教徒になら必要とされるかもしれないと思考することでもあるんだ。

 

(中略)

 

これが世界を舞台に、グローバルにビジネスをすることなのだよ。とりあえず東京から・・・なんてことを彼らは絶対に考えない。

何より先に、閃いたアイデアを、この地球上の誰が必要としているのかを考えるんだ。

 

 

世界を飛び回る仕事がしたいとは思っていたけど、どこかを拠点というか始点(そしてそれはおそらくアメリカか日本)にして、そこから順に展開していく・・・という考えしかなかった。

 

やりたいことがあるなら、どこの誰に必要とされるのか、頭の中に世界地図を広げて考える・・・。

 

目から鱗が落ちた。

 

 

日本人は優秀ではない。

著者が世界旅行の間に出会った、ベトナムで働く日本人のインタビューに出てきた言葉だ。

 

日本人は優秀ではないということです。

例えば、「国民の平均点」を算出すると日本人は優秀かもしれません。ただ、グローバルに仕事をする場合は、外国人がパートナーであってもライバルになったとしても、平均点同士の争いではないのです。

各国の優秀層がビジネスの相手になるでしょう。

それは、先進国においてというわけではなく、新興国が相手でも同じです。

 

 

別のエピソードでは、原子力発電所建設のコンペの話が挙げられている。

中東アブダビ原発建設の話が上がり、世界各国の様々な企業が参戦した。

 

選ばれたのは、なんと韓国だった。

 

フランスでも、日本でもなく、韓国。

しかも韓国の企業連合は、原子炉の運用実績はあっても、建設に関したら全くだという。

 

さらに問題は続く。

その案件のコアとなる「原子炉をつくる」という仕事を、日本の企業が下請けするという話だった。

 

なぜそのようなことになったのか。わからない。

明らかなのは、日本の技術は世界に通用するが、それを売り込む力が足りないということだろう。

 

 

世界に出たまま、食い逃げ泥棒になるな

この記事を書くためにもう一度この本をさらっと見返したときに、目についた言葉だ。

 

日本人として生まれ、日本社会に育ててもらってきたことを忘れずに、これからはちゃんと『お勘定』を払おうじゃないか。

世界に飛び出し、「日本なんかどうでもいい」と思うのは、ただの『食い逃げ泥棒』だと僕は思う。自分が食べてきた分はちゃんと払う、還す。

この世界のどこにいても、その気持ちだけは忘れてはいけないんだ。

 

 

『お勘定』を払うことには納得である。

しかし、なにも日本のために働くことが、その方法であるとは限らない。

 

例えば、アフリカで難民のために働くことだって、『支払い』である。

なぜなら、僕らが『日本人』だからだ。

 

外国人は僕らを日本人とみなす。日本と切り離して考えることは不可能に近い。

 

仕事で成果をあげれば、あの日本人は素晴らしいと称され、それがそのまま日本の評価へとつながるのだ。

巡りめぐって、日本という国を高めることに貢献する。

 

 

僕はどこで学び、どこで働いて、どこで暮らそうか?

アメリカに来て、少し広い世界を知ったけど、かえって世界を狭くしてしまっていたことに気づかされた。

 

アメリカが世界の中心だ。

 

どこかでそう思っていたような気がする。だから、アメリカで仕事を見つけられたら一番いい。

 

せっかく広い世界へと出たのに、根本的な考えは変わっていなかったようだ。

始点が日本から、アメリカへ移っただけ・・・。

 

明らかに日本を始点とするよりかは世界へ出ていきやすいように思えるが、問題はそこじゃない。

アメリカのどこか大都市から始まって、西部、中部、南部、東部・・・順に制覇したら、イギリスかメキシコ、カナダへ展開・・・。

ヨーロッパ、アジア、南米、アフリカ・・・。

そんな風に思い描くのだと思う。

 

でもそうじゃない。

世界のどこで必要とされるか、を全く考えていない。グローバルな視点ではなく、ローカルな視点なのかな、と感じた。

 

最終的にどこで仕事をするせよ、世界を股にかけたいと考えるなら必要な考え方だと思う。

これからの人生に是非参考にしたいものだ。

  

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今年8月に開始されたときは即登録したけど、なんだかあんまり読みたい本がないかも・・・?ってなって登録を解除したわけですが、

最近になってだいぶ充実してきた?と感じたので再登録しました。

980円で読み放題はかなーり重宝しています。

 

 

 

 

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